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2026年6月をもって。

みなさま

こんにちは、豊住です。
寒くなりました、が、日中は暖かかったりと、なかなか難しい天気が続きますね。

意味深なタイトルのようで何も考えていませんが、今の場所に引っ越してきて6月で10年を迎えます。
独立前のハイパーネットワーク社会研究所時代から含めると12年を過ぎ、13年目目前という形ではあります。

とはいえ、やはり個人的には独立してから10年という節目はそこそこ重たく、僕自身が個人事業主としても10年を迎えるということになります。

思えば13年前、ファブラボ大分を大分という地で初めてオープンしてから数ヶ月は新しいものを見てみたいという方、子どもに体験してもらいたい保護者、仕事で使えるのか見学してみたい方、と今以上に様々な方がお越しになられていた気がします。
老人会ではないですが、その当時のコトを思い返して見ると、やはり3Dプリンタの進化は凄まじい気がします。
今でこそ、ガラケーとスマホ両方使っていた世代からスマホしか知らない世代(僕はポケベル世代)に移り変わってきていますが、3Dプリンタも同様の変化が見られる気がします。

ファブラボ大分をオープンしてすぐには、今はなき3DsystemsのCUBEXというデュアルノズルの機体がありました。
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写真なんかボケてますが、10年以上前のスマホ撮影分ですね。奥に見えている黄色いアクリルの蓋が付いているものがファブラボ大分初の3Dプリンタです。

これは、あまり良い記憶はなく笑、ベッドがガラス&ヒートベッドは付いていない、なのになぜかABSばかりあるという、、、今思えば凄まじい努力でしたね。。。毎回スティックのりを濡れるだけ縫っていた記憶が蘇ります。
合わせて、実は3DSystemsの石膏3DプリンタProJet 160もあったんです。
石膏を固めるタイプのもので、仕上がりは結構良かったです。3Dスキャンした人なんかを出力するとそれはそれで良い仕上がりでした。難点としては、材料の粉末が良いお値段(8kgで10万円近かった記憶)、日本の湿気にやられて、プリンタの中でダマになる、保管庫の中でもダマになる。 何度篩いにかけたことか。。。一方で、メンテナンスのたびに分解していたので、仕組み自体はかなり詳しくなっているかと思います。笑
3DPrint
そうして1年後に追加されたのが、Afiniaです。CubeXで若干3Dプリンタ楽しくねぇな、、、と折れかけていたところに導入したAfinia、これが開放型にも関わらずABSもPLAもしっかり出力してくれました。
現在もUPplusという同型の3Dプリンタがラボではたまに動いています。
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その後、今の中央町に引っ越しをして、UP PLUS,PRUSA MK2,Cleality CR-10 S4,Ender3,Bambu X1Eと様々な機種を使って来ています。
*実はまた新しい機種をオーダー中なのですが、それは届いてからのお楽しみです。

思えば、ベッドの水平を取るのにベッド下のネジを締めたり緩めたりし、ヘッドを動かして様々な地点でコピー用紙を挟んでノズル距離を測り、冷えないように周りを段ボールで覆ったりしつつやってきたんですが、今やノズル位置もベッド水平もセンサー一発ですもんね。一層目が終わって、2層目に入るまで注視する必要がありません。何だったら失敗してると「あれ?」と思ったりするくらいですよね。
毎回明日の朝、無事に出力が完了していますように。。。と祈りながら帰るということは今やほとんどありません。

きっとファブラボを続けている友人たちも同じようなことを思っているんじゃないかと思います。
3Dプリンタ、めっちゃ便利になったよなぁ!!と。

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ここまで書いて、「こんなおもちゃで何をつくるんかい?」と言われたことが何度もあったことを思い出しました。
当時から「これでつくりたいものがある人が使えば良くて、仕事にどう使えるか?は仕事で使う人が考えること。我々がこんなものつくれますよ、って言ったところでつくれるもの全てを伝えられるわけではない、聞くだけナンセンスだ。」と言いたい気持ちをぐっと堪えて、「試作とか売ってない部品とかいろいろつくろうと思えばつくれますよー」と。
そんなコトを言われていた10年ちょっと前から今や製品自体が3Dプリンタ、試作は3Dプリンタ、これまでの製造を塗り替えたということはどうかは微妙ですが、それでも企業内に必要な機材の一つであるというポジションまでは育ってきている気がします。
こういう移り変わりは10年以上ずっと付き合ってきているからこそわかる移り変わりな気がしますし、アーリーアダプターってこういう楽しみがあるんだろうなぁと感じている今日このごろです。